NWECフォーラムでワークショップを開催
12/1からオンラインで開催されているNWECフォーラムには参加されているでしょうか。FC学会でも12/5にワークショップを開催しました。フェミニストカウンセラー協会とフェミニストカウンセリングアドヴォケイター協会が共同で行っているケースアプローチ研究会の「DV被害者支援チーム」(発表は村瀬智子さん)と「性暴力被害者支援チーム」それぞれから発表して、フェミニストカウンセリング堺の杉本志津佳さんの司会で「ジェンダーの視点によるDV・被害者支援とは」をテーマに話し合いました。
私は「性暴力被害者支援チーム」として発表したのですが、「ジェンダーの視点による支援」とはどういうことなのか?というのは、このところ私の中でも大きなテーマになっています。SNS相談でも、「性暴力被害のトラウマで困っているのでカウンセリングを受けたい」という相談は多く、全国どこのワンストップセンターでもトラウマカウンセリングが受けられるといいのに、と思います。そして、それはやはりジェンダーの視点によるフェミニストカウンセリングでなければと思うのです。それでは、なぜジェンダーの視点が必要なのか?ジェンダーの視点とは何なのか?…きちんと言語化していくことで、フェミニストカウンセリングをもっと広げていけるのではと考えているのですが…。
今回のワークショップは宣伝不足もあってか、当日の参加者は少なめで、FC学会の関係者が中心でした。ディスカッションの中で出てきたのは、男女共同参画センターなどでのカウンセリングの回数制限の問題でした。5回などと制限された回数で果たして十分なカウンセリングができるのかという疑問はあります。ただ、そんな中でも確実に変わる手ごたえを感じているという話もあり、フェミニストカウンセリングはやはり有効なのだと実感させられました。回数制限をどのように変えていけるのか、どれくらいまで増やせば妥当なのか、などこれからも考えていきたいと思いました。
ディスカッション部分はカットされていますが、このワークショップの見逃し配信が12月21日まで視聴できます。NWECフォーラム特設サイト:https://forum.nwec.go.jp から『出展プログラム一覧』→ 『?37日本フェミニストカウンセリング学会』のページで見逃し配信ボタンをクリックすると視聴できます(参加登録、ログインが必要です)。少しでも多くの人に配信を見ていただき、「ジェンダーの視点での支援」について考えるきっかけになればと思います。是非ご視聴いただき、周りの方にもお声がけください!
※この記事は、学会、フェミニストカウンセラー協会、フェミニストカウンセリング・アドヴォケイタ―協会が持ち回りで投稿しています。