専業主婦が絶滅危惧種になる時
最近子どもが結婚を機にマンションを購入した。家電や家具を揃え全てが整ったので一度見に来てほしいという。とりあえずあいさつ程度と新居を訪れた。
お部屋はマンションのお決まりの3LDKなのでサラッと見て帰ろうと考えていた。玄関を入ると突然、子ども夫婦と同居?のAIのアレクサの紹介が始まり、昭和生まれのおばちゃんの私はビックリ仰天。今どきの若い人達の間では当然になっているようだが・・・。
玄関を入って「アレクサ、ただいま」というと玄関から廊下、リビングなどの照明が一斉に点灯。「テレビつけて」というとテレビがつき、「テレビ消して、照明落としてJAZZにして」というとテレビが消え、照明が薄暗くなり優雅なJAZZが流れる。エアコンも床暖房もアレクサがしてくれるので、家の中にリモコンがない!!
掃除はルンバが毎日定期的にやり、洗濯物は朝セットしておけば帰り着いた時にふんわり仕上がっている。
家を出る時は「アレクサ、行ってきます」の一声で家中の照明やエアコンなどが一斉に切れるため、消し忘れがない。ちなみに我が家は毎日出かける前に玄関で
「ガスよし!電気よし!エアコンよし!戸締りよし!」と点呼している。
アレクサが出来ないのは料理やアイロンかけくらいか。買い物はAmazonでできるみたいだし、口座の残高確認や施設の検索、英会話、カラオケ、ゲームなどもできるし、ちょっとした会話もできる。
AIの出現で昭和生まれの専業主婦は絶滅危惧種になりつつあるなと感じた。
最後に余談だが、あるDV関係にある夫婦が最先端のAI設備付きの家を購入した。
ある夜、妻が夫に殴られ思わず「助けて!」と声を上げた。アレクサは直ぐに110番通報し、妻は無事保護された、という話。Good job!!
これから先、認知が気になるお年頃に近づいてきた私もペットじゃなくて、アレクサと一緒に住むことも考えようかなと思うこの頃だ。
※この記事は、学会、フェミニストカウンセラー協会、フェミニストカウンセリング・アドヴォケイタ―協会が持ち回りで投稿しています。